【14年ぶりのWBC頂点へ】大谷翔平選手を警戒するメキシコ代表 野球少年らにとっては「アメリカン・ドリーム」の象徴【WBC・侍ジャパン】|TBS NEWS DIG

14年ぶりのWBC頂点へ、準決勝の前日練習に臨んだ侍ジャパン。

対戦相手は初の準決勝進出を果たしたメキシコです。先発するサンドバル投手は大谷選手と同じエンゼルス所属で、気心の知れた間柄。

メキシコ代表 パトリック・サンドバル投手
「(Q.日本で警戒している打者は?)大谷というヤツがいて、そいつはかなりいい選手だと思うよ。キャンプまでの2か月間はキャッチボールをしていました。彼の考えることや胸の内を探ることができます。そして彼は良い友人です」

メキシコでは野球はサッカーに次ぐ人気で、快進撃を受け、WBCも連日、新聞で大きく扱われています。

記者
「準決勝前日のメキシコの地元紙は“勝ちに行く”というタイトルで、大谷選手に要注意だと掲載しています」

ファンに日本との対戦について聞いてみると…

野球ファン
「若いいいピッチャーがいるよね。ササキだよ」
「多くのメキシコ代表選手はMLBでプレーしているんだ。日本をコテンパンにしてやる」

20人以上のメジャーリーガーを抱えるメキシコ代表。アメリカのお隣りということもあって、子どもたちの多くはメジャーリーグを夢見ています。

記者
「メキシコでは学校の部活は盛んではなく、野球をする子どもたちは月謝を払ってリーグに参加しているということです」

首都メキシコシティで最も古い歴史があるこのチームは、3歳から高校生までおよそ150人が所属。

高校1年生のレオナルド・シスネロスくんもメジャーリーグを目指して、週3回の練習と土日の試合に通っています。

高校1年生 シスネロスくん
「グローブは工場見学をした時に、そこでもらいました」

貧富の差が激しいメキシコ。貧困層が4割を占め、平均的な家庭の子どもたちが集まるこのチームでも、日本円で5000円ほどのグローブを買えない子がほとんどだと言います。

チームは使い古しのユニフォームや、グローブを子どもたちに無料で貸し出しています。

少年野球チーム アントニオ・パガーサ副会長
「国内ではなくメジャーリーグを目指す理由はお金と名声。つまり“夢”です。モノを売って少年野球の観戦に行く家族もいるくらいですから」

子どもたちにとって今回のメキシコ代表は「アメリカン・ドリーム」の象徴でもあります。

シスネロスくん
「(代表チームの活躍は)『自分が続けていけば夢は実現するんだ』というモチベーションになりました。パドレスやドジャースに行きたい」

初の準決勝に将来の自分の姿を重ね合わせる子どもたちも熱い視線を送ります。

#WBC #大谷翔平 #野球

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